絵本『ゴマとキナコのおいもほり』の読み聞かせのあと、秋をモチーフにした「まちがいさがし」の絵を描きました。お花の絵を描きたい子は図鑑の中から秋の花を探します。ハロウィンの格好をして紅葉の中にいる絵などイベントと秋の景色を組み合わせたり、どんどん描きたいものがあふれてくる子も!どこをまちがいにしようか考えて、出来上がったら友達や家族に見つけてもらうのも楽しいです。食欲の秋なのでお団子やたいやきを描くうちにお腹が空いてくるのでした。
絵本『かうかうからす』の読み聞かせのあと、妖怪(モンスター)カードを作りました。自分で考えた妖怪をカードに描いて名前を付けます。その妖怪は自分にとって、いると嬉しいのか、怖い存在なのか、どんな時に現れるのか、カードに短い説明文も書きます。作りながら、実際あった怖い話をする子がいたり、参考図書の「妖怪図鑑」を思わず集中して読んでしまったり、それぞれです。でもしばらく経つとみんなスイッチが入り、何枚も描きます。描いたカードをトレーディングカードの袋に入れると特別感が出て完成した時の喜びも倍増します。ほとんどの子が端をホッチキスで留め製本しました。自分だけの『妖怪図鑑』です。
パリオリンピック直前で19歳の体操女子選手の飲酒喫煙が問題となり彼女は代表を辞退しました。彼女の孤独と重圧は一般人には到底計り得ない物です。オリンピックに出てメダルを取ることを目標に幼少の頃から数々の犠牲を払ってきたに違いありません。拙著「エマとテラとモーツァルト」も10代の頃の浅田真央さんや羽生結弦さん、ロシアのフィギュアスケーター達のインタビュー記事を読み、この子達には癒しや共感する相手が必要だなと考え作ったお話です。そしてエマやモーツァルトがそうであるように幼いながらも自分で様々ことを悩みながらも選択していることも描きたかったです。今回の十代の体操女子選手の出来事を受け、若手アスリートのメンタルヘルスにもっと周りの大人たちが気を配って欲しいと思いました。
絵本『ごっこやさん』に出てくるアメリちゃんのお花屋さんのブーケを作るワークショップ(体験授業)を行いました。沢山作ってそのままお花屋さんごっこで遊ぶのもいいですね。工作の土台はポスティングされた数々の広告のマグネットと100均のマグネットシート。まず下準備として水につけて広告面をはがします。それをブーケの形に切ります。そしてはがした面にマスキングテープや丸シールを使ってブーケに見立てます。油性マジックで模様を描いてもいいでしょう。ブーケを一つ作ったらあとは自由に好きな物を作ります。モチーフもそれぞれ個性があって、冷蔵庫の中身とか、ノートに鉛筆、穴を開けて立体的にしたり、丸シールをうまく利用して細かい果物にしたり、ボールを作ってマグネットの特性を活かしてホワイトボードに投げて的当てをする子など作った後にごっこ遊びをしてもらいたかったのですが自然に遊んでいました。ただし、的当てなどで遊ぶ時は注意して投げましょう。
非認知能力とは具体的にはやる気、忍耐力、協調性、自制心、コミュニケーション能力のことを指すそうです。拙著『かうかうからす』はまさに自制心(セルフコントロール)、大切な目標のために目先のやりたいことを一旦我慢したり、約束を守る気持ちを育んでほしいと願って作りました。※尚、書店での非認知能力フェアは終了しています。noteで詳しい記事は読めますので興味を持たれる方はどうぞ!クリックしても飛びませんのでnoteのサイトで検索してみてくださいね。
6月のワークショップの課題は絵本「ごっこやさん」に出てくる新しいキャラクターとごっこ遊びのお店を考えて描こう!です。絵本を読み聞かせた後、子どもたちは、どんないきものにしようか、決まったら名前は何にしようか、と考えるのも楽しそうです。カエルのあまちゃん、エゾリスのエリスなど、さらにその生き物の特性を活かしたごっこ遊びができるお店を考えて実際に絵にします。ヘビの射的やさんとか、自らの皮を売るワニのかばんやさんなど、ユニークなお店が次々に生まれます。今回は絵本にはしませんでしたが、家に帰ったら絵本にする、と言った子も。嬉しいですね。
小学1年生と3年生対象のワークショップ(体験学習)の講師を務めました。前回は自分の名前からはじめる「しりとりえほん」でしたが、今回は「はっけん!じぶんのなまえ」の絵本作りです。自分の名前をひらがなで書き、言葉が隠されていないか探します。英語の方が得意な子のために英語版のサンプルも作りました。最初は見つけるのが難しいと言っていた子どもたちも、コツを覚えるとあっという間に言葉を見つけて、時間が余った子は家族の絵本も作りました。やはり自分の描いた絵や文字が絵本になるとすごく嬉しそうで、感情をこめて作った絵本を読んであげるとさらに大喜びでした。
他の日には友人のお孫さんも参加してくれました。
年長さんと8歳のご兄弟です。
「しりとりえほん」と「はっけん!じぶんのなまええほん」両方作りました。字がまだよく書けない弟さんをお兄さんが助けて書いてあげたり、すごい言葉を思いついて大笑いしたり、日本語には一文字で意味のある言葉が多いなと気付いたり、また、作ってる間の様子もほっこりして良いんです。
小学2年生の体験学習の講師を務めました。読み聞かせの後、自己紹介の意味もこめ、自分の名前から1字選んでそこからスタートする『しりとり絵本』を作りました。子どもの発想力に驚かされ、作りながらのおしゃべりも楽しく、子どもによって作れるページ数は違いますが、時間内(約1時間半)で完成しました。新しいクラスのみんなと最初にやるワークショップとしてもおすすめです。
「れいのおそうじたい」は2013年刊行の「ふうこのおそうじたい」をリメイクしたものですが、その時作者のあとがきで、おそうじゲームを提案しています。偶然にも今全国でスポゴミというチームでゴミ拾いを競う大会が実施されています。ゴミの分別や、そもそもゴミのポイ捨てをしてはダメだよと、「れいのおそうじたい」を読み聞かせた後に簡単なゲームをしたり、小学生以上にはゴミ問題を話し合ったりと、身近な問題を意識してもらえたらいいなと思います。
「エマとテラとモーツァルト」はじめ、ストーリーはどうやって思い付いたのかと、よく聞かれます。このお話は若いフィギュアスケーターの偉業は様々な犠牲のもとに生まれると知り、この子達には癒しや共感する相手が必要だなと、考えました。そしてエマやモーツァルトがそうであるように幼いながらも自分で様々ことを悩みながらも選択していることも描きたかったです。モデルになったのはジュニアの頃の浅田真央ちゃん、宇野昌磨君、羽生結弦くん、日本やロシアのジュニアのスケーター達です。さて、今の子ども達は選択肢が多すぎて昔ほど伝記を読まなくなったように思います。このお話で作曲家モーツァルトについても彼の曲にも興味を持ってくれたら嬉しいです。
絵本「おイモだ、ほい!」服部千春さん作 岩崎書店 刊行しました。おいもほりの絵本は「ゴマとキナコのおいもほり」に続いて2回目です。ゴマとキナコは柴犬だったのですが今回の主人公は野ネズミのチョロ。おいもほりの季節にぴったりなお話で読み聞かせにもおすすめです。お話を読んだ後は是非、お芋入り蒸しパンを親子で作ってみてください!自分で掘ったお芋ならさらに美味しいと思いますよ。最近は筆をタッチペンに持ち替えて描いています。高齢の母と17歳の柴犬との同居なので長時間集中して絵が描けません。これまでアクリル絵の具を使用してましたがお絵かきソフトに出会い試しに使ってみたところ、私みたいにじっくり作業時間がとれない人向けなのでは?と実感しました。知らない機能もたくさんあるけど今のところ大満足です。
就学準備絵本「がくしゅうおおぞら9月号」のお話ページの絵を描きました。時代はカンブリア紀〜白亜紀まで。最近はデジタルで描いています。見た目はアクリルで描いた絵と変わりないかなと思うのですが、いかがでしょう?とにかく修正が容易なのが利点です。科学絵本は図鑑のような写実性が求められ、かつ絵本として温かみのある絵にしないとならないので難しかったのですが、古生物イラストのスペシャリストである川崎悟司先生のご指導と若い編集者さんの丁寧なフォローで何とか描きあげることができました。
「かうかうからす」が福島県と栃木県低学年の部で推薦図書に選ばれました。読者の子どもたちにはマスク、黙食、お注射、楽しい行事の中止、縮小など我慢を強いることが多いので、買いたい気持ちを抑えられない主人公と振り回される母親を描いた話は今のご時世どうかな?と作者の私でもモヤッとするのですが、お灸を据えられても全然懲りてない主人公のように今の子どもたちにも『逞しく生きてほしい!』と伝えたいです。
「かうかうからす」が出版されるまでの長い道のりをnoteで記事にして頂きました。長文になりますがお読み頂ければ幸いです。
「かうかうからす」のレビューが少しづつ見られるようになりました。この話のテーマは子育てでもあるし親育てでもあるという感想は嬉しいですね。隣のおばちゃんがトラウマになりそうで怖いという意見も。出版前に知り合いの保育園で園長先生が年少さんから年長さんまで読み聞かせをしてくれたのですが、♪かうかうからすになっちゃうよ〜をおどろおどろしく読むと子供たちは震え上がってましたが、強弱をつけず平坦に読むとそこまで怖がらなかったです。読み聞かせの参考になればと思います。
俳優の山田桃子さんが「ごっこやさん」を読み聞かせ。もなちゃん、しばたくん、いろんな生き物の声に扮していきいきと読み聞かせます。「レミとソラ」の読み聞かせがあまりにも素晴らしかったので「ごっこやさん」の読み聞かせもリクエストして快くお引き受けしてもらえました。山田桃子さんのインスタグラムで是非お聞きください。※画像をクリックしても飛びませんのでご了承ください!
俳優の山田桃子さんが「レミとソラ」を読み聞かせ。澄んだ優しい声が絵本の世界にぴったりで嬉しい。何気ない日常がこれほどまで大切だったか改めて思い知らされます。レミとソラのように弾ける笑顔の子供達に早く出会えますように!
※画像をクリックしても山田桃子さんのインスタグラムへは移動しませんのでご了承ください。
直接インスタグラムの山田桃子さんのページにアクセスしてみてください。他の作家さんの、素敵な絵本とも出逢えますよ。彼女が選んだ偉人の言葉も1日の活力になります。
絵本「ごっこやさん」に出てくるザリガニのアメリちゃん。アメリちゃんはお花屋さんごっこをして遊びます。ポストに投函されて沢山ある水道屋さんのシールを使ってマグネットのブーケを作ります。シールはまずお水に一晩浸けておくと剥がせます。(水道屋さんごめんなさい!)そしてブーケの形に切ります。そこにマスキングテープと丸シールを自由に貼ります。土台が黒なので丸シールが映えますね!こちらもとても簡単なので小さいお子様やご高齢者でもできますよ。
ボランティアはされる側はもちろん、する側にも活力が得られる貴重な機会だと実感しました。今年最後のワークショップを12月11日に経堂まちづくりセンターで行いました。主催は「イキイキボランティアきょうDo」という世田谷区経堂地区のボランティア団体です。『街なかステーション〜きょうDo〜』は毎月第2水曜日に経堂にあるほっとステーションを地区の方々にご利用して頂きたいと毎回体操やよろず相談など様々な企画を考え開かれています。普段はご高齢の皆様が利用されていますが今後は子育て中のお父さまお母さまにも気軽に立ち寄って頂きたいと親子対象の工作のワークショップ を行いました。地区担当の刑事さんがいらしてお話があったり、クリスマスのお菓子のプレゼントもあったり・・と初めての試みでしたが皆笑顔で帰られたので良かったです。
「手紙社のこどもの日」で行った工作のワークショップには2日間で100人のお子さまが参加してくれました。今回はぷくぷくマスコットを作ったので、マスコットにアイスを食べさせてあげたりとその後も自分で作った作品でごっこ遊びができるようにしました。これを機に工作やごっこ遊びが大好きになってくれたら嬉しいです。
4・27(土)、28(日)都立産業貿易センターでのイベント「手紙社のこどもの日」に出展しました。絵本やグッズの販売の他、工作のワークショップを行いました。内容は絵本「ごっこやさん」に出てくるカップアイスとぷくぷくマスコットです。はさみを使わない安全な工作なので小さいお子さまも参加でき、簡単に手に入る材料を使うのでおうちに帰ってからも再現できるのが利点です。それから絵本「ゴマとキナコのおいもほり」の読み聞かせを行いました。途中の盛り上がりの場面ではエプロンシアターになって、見ている子供たちもお芋をひっぱったり参加できます。たくさんのお芋を真剣な顔でひっぱる子どもたちの顔が可愛かったです。
「ごっごやさん」ワークショップは工作だけで終わりではありません。その後のごっこ遊びがとても楽しいんです。
できたカップアイスを食べる真似。大好きなお母さんに食べさてあげる真似。そばにいるお友達やぬいぐるみやにも『はい、あ〜ん』とごっこ遊びを自然に始めます。木の乗り物にカップアイスを乗せて移動販売車に!とごっこ遊びには決まったルールはありません。
この日は小さいお子様が多かったのですが用意した「もなちゃんとしばたくん」の塗り絵をしたりじゃんけんのペープサートであそんだりと飽きることなく和気あいあい楽しく過ごすことができました。
「ごっごやさん」ワークショップの3回目では小さいお子さま(1〜5歳)の参加でしたので工作は簡単にできるものをと、絵本の中に出くる猫のブルーノくんが作っていたカップアイスにしました。大きな紙をビリビリ破く姿はとても楽しそう。破いた紙を丸めて色紙で包みカップに乗せるとアイスクリームの出来上がり。単純な形のシールをペタペタ貼るとどのアイスも個性豊かな作品になりました。
恵比寿にある書店「ちえの木の実」さんにて「ごっごやさん」ワークショップの3回目を行いました。今回はイクシルアンバサダーイベントということでたくさんのご家族の皆さまの参加がありました。「ごっこやさん」の読み聞かせの後に絵本に関連した工作とごっこ遊びを行いました。
「レミとソラ」プロジェクト-きょうだい編が完成しました。今回は日本の東京とアメリカのカリフォルニアの2組のきょうだいが参加してくれました。私も長く東京に住んでいますが都会の真ん中に残る自然や歴史的建造物、風習や行事など、子どもたちの描いた絵から知ることができました。特に日本ではこういった素晴らしい宝が人々の努力がないとどんどん失われてしまうんだなと痛感しました。一方のアメリカのきょうだいの絵のカラフルな色使いからは太陽の光がまぶしいカリフォルニアの空気を感じます。両方の親御さんから、普段絵があまり得意ではないと思っていた子どもの絵がとても良かったり、いつもは大胆な性格の子どもがすごく丁寧に慎重に繊細な絵を描くことなどの再発見ができたとのお言葉がありました。あらためて参加してくれた子どもたちとご協力くださった親御さんに感謝申し上げます。
「レミとソラ」プロジェクト-友だち編の絵本が完成しました。絵本「レミとソラ」のようにふたつの場所の子どもたちの日常が伸びやかな絵で同時進行的に描かれています。お絵描きをしている時は仲間同士でも知らなかった事がわかったという事がありました。絵本になってからはもう一方の子どもたちや場所ついて興味を持ってくれたら嬉しいです。また何年後かに絵本を見直してみて、自分たちの変わったところ、変わらないところなどを発見しても面白いと思います。いずればらばらになるかもしれない仲間との一瞬を形に残せることもこのワークショップの特長です。今回は2人~4人でのワークショップでしたので絵を描く時間もかなりかかってしまいました。5人~10人でやれば1.2時間で終わるかなと思います。
「レミとソラ」プロジェクト-友だち編のもう一方は狭山に住むこの春中学生になる仲の良い女の子2人です。まるでソラが暮らす場所のようにきらきら光る湖が家から歩いてすぐのところにあって近くのはらっぱでつくしを採ったり自然との暮らしが身近にあります。そんな環境を描いた絵はとても丁寧。そして2人の仲の良さがとてもよく伝わってきます。このプロジェクトはお絵描きをする時も和気あいあい楽しいのですが、絵本になることで、より家族や友だち、地元への愛を感じ、さらには一緒の絵本になった相手への興味や理解が進むという利点もあります。狭山と世田谷は1時間ほどしか離れてない場所ですが、共通するところ、違うところを探してみるのも面白いと思います。
絵本「レミとソラ」は離れた場所で暮らすふたりの女の子の日常を描いたお話で、読者が家族や友だち、住んでいる場所への愛を感じていただけたらという思いから作りました。この「レミとソラ」プロジェクトも違う地域に住む子どもたちに自分たちの家族や友だち、地元のことをお絵描きしてもらいました。そして私がそれぞれのグループの絵を1冊の絵本に仕上げるというもの。今回友だち編の一方は世田谷に住む小学生の仲良し4人組です。絵からは迷いのない線や大胆な余白に子どもたちの元気さが伝わるようで私も面白かったです。参加してくれた子どもたちはとても楽しかったと、そしてそれを見守ったお母様たちからも貴重な経験だったとの感想をいただきました。絵本になるのはしばらく先です。どうぞお楽しみに!
くもんパーク(ららぽーと豊洲)で「ごっごやさん」ワークショップの2回目を行いました。たくさんの家族の皆さまの参加がありました。どんぐりや赤い実をトッピングして秋らしい美味しそうなアイスクリームマグネットがたくさんできましたよ。子どもたちにはアイスクリームの名前も考えてもらって、工作の後は「○○アイスください!」と元気よくアイスクリームやさんごっこで遊びました。これからも春夏秋冬、季節を感じるアイスクリームマグネットが作れそうです。
トリプル台風が近づき悪天候のなかブックハウス神保町で、絵本「ごっこやさん」に関連したイベント〈アイスクリームマグネットをつくろう!〉を行いました。蒸し暑さも吹っ飛ぶ冷たそうな可愛いアイスクリームマグネットがたくさんできました。工作の後はアイスクリーム屋さんごっこをして遊んだり、絵本の読み聞かせや顔出し看板での写真撮影、サイン会と盛り沢山な1日でした。開催も危ぶまれましたが、足元が悪い中参加してくださった親子の皆さま、本当にありがとうございました!