「エマとテラとモーツァルト」はじめ、ストーリーはどうやって思い付いたのかと、よく聞かれます。このお話は若いフィギュアスケーターの偉業は様々な犠牲のもとに生まれると知り、この子達には癒しや共感する相手が必要だなと、考えました。そしてエマやモーツァルトがそうであるように幼いながらも自分で様々ことを悩みながらも選択していることも描きたかったです。モデルになったのはジュニアの頃の浅田真央ちゃん、宇野昌磨君、羽生結弦くん、日本やロシアのジュニアのスケーター達です。さて、今の子ども達は選択肢が多すぎて昔ほど伝記を読まなくなったように思います。このお話で作曲家モーツァルトについても彼の曲にも興味を持ってくれたら嬉しいです。