パリオリンピック直前で19歳の体操女子選手の飲酒喫煙が問題となり彼女は代表を辞退しました。彼女の孤独と重圧は一般人には到底計り得ない物です。オリンピックに出てメダルを取ることを目標に幼少の頃から数々の犠牲を払ってきたに違いありません。拙著「エマとテラとモーツァルト」も10代の頃の浅田真央さんや羽生結弦さん、ロシアのフィギュアスケーター達のインタビュー記事を読み、この子達には癒しや共感する相手が必要だなと考え作ったお話です。そしてエマやモーツァルトがそうであるように幼いながらも自分で様々ことを悩みながらも選択していることも描きたかったです。今回の十代の体操女子選手の出来事を受け、若手アスリートのメンタルヘルスにもっと周りの大人たちが気を配って欲しいと思いました。